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クライアントがアナクアを創り上げる

発明
Tags: アナクア・エクスペリエンス, プロフェッショナル・サービス, クライアント・サクセス

アナクア 最高経営責任者 (CEO)

ボブ・ロメオ

アナクアの企業文化 「クライアントフォーカス」

知的財産ソリューション市場におけるM&Aの勢いは、世界の知財所有者にとって知財資産がいかに重要であるかを物語っています。業界で合併が進む一方、私たちアナクアは、最も重要なもの ― すなわちクライアント、そしてクライアントと市場により良いソリューションやサービスを提供するには何が出来るかを把握することを、常に重視しています。

アナクアにとって、すべての戦略的意思決定の基礎および理由づけとなるのは、私たちのクライアントです。このクライアント中心のアプローチは、アナクアソリューションそして企業文化に深く根付いています。クライアントコミュニティは、私たちのDNAにとって非常な重要なものであり、市場の他のソリューションプロバイダとアナクアを根本的に差別化するものです。

知財実務者が創設した知財実務者のためのソリューション

アナクアは、フォード・モーター・カンパニー社およびブリティッシュ・アメリカン・タバコ社の知財リーダー達により、知財業界向けソリューションに存在していたギャップを埋めるために創設されました。彼らは当時、一般に販売されているシステムや社内製システムを継ぎはぎして知財を管理していたため、データには信頼性がなく、コストは増加し、さまざまなリスクにさらされていました。この問題を解決するために、彼らは共同で新しいウェブベースの知財向け統合システムを開発しました。このシステムは、包括的なソフトウェアプラットフォームで、特許・商標・意匠・企業秘密・契約などの知財ライフサイクル全体を管理し自動化することを可能にしました。

この共同事業こそが、アナクアプラットフォーム「ANAQUA」の始まりでした ― この時、世界初のウェブベースの知財向け統合プラットフォームが誕生したのです。

クライアントをエンパワーメントする企業文化

アナクアの創設者達が、のちにANAQUAプラットフォームの最初の仕様書となる文書を書き上げた時、クライアントをエンパワーメントする企業文化の基礎も築かれていました。アナクアでは、クライアントは戦略的な製品開発を支える存在であり、長期投資に役立つ意見を提供し、製品ロードマップの優先事項を決定し、最も影響力のある特徴や機能を立証する手助けをしてくれています。

私たちは、クライアント評議会やワーキンググループを通し、構造化された方法でクライアントと密に連携をしています。アナクアのクライアント・ワーキンググループには、60社を超えるさまざまな企業が参加し、100人以上の企業知財部幹部や上級知財弁理士がアナクアのリーダーシップのもとコラボレーションを行い、知財に対するビジョンを実現するための試みを実行しています。端的に言うと、クライアントにとって最善の利益になるものでなければ、アナクアの製品開発ロードマップに含まれることはないのです。

「アナクアの特長のひとつは、確立されたユーザーグループです。ユーザーグループのミーティングでトップクラスの知財所有者たちとシステムについてディスカッションを行い、各企業が知財を管理するために使っているプロセスや手順について意見を交わすことは、最高のベンチマーク指標を得たのと同等の意義があります。」 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社 元知財部長 トウ・スー・アウン (Toe Su Ang)

クライアントが主導する機能や専門性への投資

アナクアが最優先かつ最重要としていることは、クライアントに優れたソリューションやサービスを提供するには何ができるかを把握することです。これを達成するため、私たちはクライアントと密に連携し、長期的な戦略ロードマップを描きます。そこで私たちはギャップと機会(機能的な能力や人材)を特定した上で、ANAQUAプラットフォーム、そしてアナクアのクライアントにとって最善のサポートとなるように、どのような要素を構築、買収すべきか、またはパートナーシップを構築すべきかを決定します。アナクアはクライアントの成長と共に、当社の成長にも目を向けています。私たちはクライアントコミュニティを拡張しつづけ、そのニーズに耳を傾け、アイディアを実装し使用可能なものとすべく、研究開発へのさらなる投資にもフォーカスをしています。

アナクアは、クライアントのニーズは常に変化するものであり、したがってアナクアが提供するソリューションも変化しなければならないことを理解しています。この数年、私たちはこうしたニーズに応えることを優先して製品開発を行ってきました。この考え方は、10回目の大型リリースでもある発売15年目となる当社の主力ソフトウェアプラットフォームAQXにも引き継がれています。さらに、より広範な法律事務所市場の多様なニーズに応えるため、第2のプラットフォームPATTSY WAVEも製品ラインナップに追加しました。また、私たちはポートフォリオソリューションの提供だけを重視し目的とするのではなく、市場におけるリーダーシップの構築にも努め、世界の主要拠点で専任の知財専門家を採用しています。この方針は、アナクアで2020年に発足した特許法律事務所向けのビジネスユニットにも反映されています。

特許法律事務所向けビジネスユニットの詳しい情報はこちらをご覧ください。(英語)

クライアント・ジャーニー

アナクアでは、クライアントが私たちアナクアとの相互作用により、事業で成果を収めることができるよう努めています。クライアントの成功を重視して構築された当社のビジネスモデルのもと、クライアントを細かにサポートするために専任のスタッフを配置しています。このスタッフは、知財の専門知識と、ソリューション導入後からさまざまなステップにおけるクライアントとのタッチポイントを持ち、クライアントへ優れた「アナクア・エクスペリエンス」と知財の価値構築を実現する支援を提供しています。アナクアがここで重視しているのは、最初の打ち合わせから、実装とその後に至るまで、クライアントが知財に対する短期的そして長期的なビジネスゴールを特定しそれを達成するためのサポートを提供することです。

「当社のイノベーションセンターは、オーストリア、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、イギリス、インド、シンガポール、そして中国と世界各地に広がり、25,000件もの特許のポートフォリオを管理しなければならず、課題は山積みでした。それにも関わらず、ITシステムの実装プロジェクトは、これまで経験したことがないほどスムーズに進みました。それはNXPとアナクアのチーム全体のおかげです。」 ― NXPセミコンダクターズN.V. 元知財ライセンス部シニア・ヴァイスプレジデント ハンス・ペニングス (Hans Pennings)

当社の発明者たちは、新しく採用したシステムの自由度が低く、ユーザビリティに欠けるシステムを不満に思っていました。そのため、アナクアを再採用して使用することが可能になった時とても喜びました。また、実装プロセスの早さにも感銘を受けました。私たちは小さなチームで、その取り組みに大きなリソースを割く余裕はありませんでした。しかしアナクアは、データ移管とトレーニングも含め、プロジェクト全体を6週間で完了させることができました。」 ジャガー・ランドローバー社 代表特許顧問 マット・ホームズ (Matt Holmes)

また、アナクアの積極的なクライアントコンタクト管理は、ビジネスレビュー報告やクライアント研修などを通してさらに価値を増します。類を見ないシステムのサポートに加え、アナクアの知財ソリューションは設定やカスタマイズのしやすさも念頭に設計されているため、クライアントごとに異なる目標や目的に合わせても、その仕様要求を満たすことができるのです。

「複数のサプライヤー候補を検討した後、アナクアが当社の現在そして将来のニーズを満たすことができるかを徹底的に評価しました。その結果、アナクアの製品とそのチームに非常に感銘を受けました。長いパートナーシップを築いていきたいと考えられる製品とチームです。」 ― BASF(ビーエーエスエフ) 元グローバルIP部門シニア・ヴァイスプレジデント ウド・メイヤー博士 (Dr. Udo Meyer)

アナクアはクライアントの声に耳を傾けます

知財ソリューション業界における最近の買収統合傾向が知財実務家にどのような影響を与えるかは、いずれ明らかになるでしょう。そうした動向や状況すべての中心にあるのは、合併したソリューションや企業のそれぞれのクライアントです。そして、ソリューションプロバイダの統合により起こる変化によって、クライアントがどのような影響を受けるかということです。

アナクアでは、これまでと変わらず、クライアントが最優先事項であり続けます。このクライアント中心のアプローチは、ソフトウェアの機能追加統合や、当社のロードマップを定義するものであり続けます。アナクアは今後もこのビジネスモデルをもとに、内部要因による成長と戦略的M&Aを通して、今日の変化を続ける環境下でクライアントが必要とするリソース、ソリューション、そして最も重要な安定性を提供し続けます。