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クライアントの最も大切な資産、知財資産を安全に保つために

関連知財サービス | 特許管理 | 商標管理
Tags: アナクア・サービス

組織にとって最も大切な資産の一つである知財を常に最新かつ良好な状態に保つことは、知財エキスパートが責任を持つ最も重要な責務です。しかし管理業務は複雑さゆえ時間も人的リソースも消費されます。特許年金支払いや商標の更新の期限を見逃してしまうと、知財へのなされるべき十分な保護が出来なくなる、製品の販売に妨げが出る、そしてそれによって組織に大きな財務的影響が出る、などのリスクが生み出されてしまいます。

この記事では、特許年金支払いそして商標更新の管理・代行支払いサービスを提供するアナクア・サービス社長のクリスティーン・ジェニングス(Christine Jennings)が、アナクアがどのようにクライアントの資産を安全に管理そして保護しているかを説明します。

30年近く業界での経験を持つクリスティーン・ジェニングスは、2016年からアナクア・サービスを指揮しています。現在、彼女が率いるチームは全世界で140万件以上の知財権の支払い・管理を支援しています。

知財管理分野で支払いや管理サービスがとても重要なのはなぜですか?

ポートフォリオ管理は非常に重要であり、状況の把握を怠ると重大な結果を招くリスクも生み出されます。年金または更新料が期限通りに支払わなければ、金銭だけでなく、特許、商標、またはその他の知財を確保するために(研究開発から知財の中間処理までに)費やされたリソースが無駄になってしまいます。

外部からは簡単なプロセスと認識されていても、非常に多くの複雑な要素が年金・更新管理には存在しています。そのため、こうした支払いに関するサービスは外部に委託するのが業界のスタンダードとなっています。サービス業者を使うことでこの非常に複雑なプロセスの一部を委託できるからです。

アナクア・サービスは、知財に対して投入する費用から最大の利益を得られるようにクライアント組織を支援しています。不要なコストを排除しつつ、クライアントの最も大切な資産を守っているのです。

アナクア・サービスが提供していること、そしてそれがなぜ顧客にとって重要なのか教えてください。

アナクア・サービスは、特許年金支払いや商標更新処理のプロセスをエンド・ツー・エンドで支援しています。非常に早い段階から、つまり、クライアントがサービスの導入を検討する段階から具体的なニーズや直面している問題について聞き取りや話し合いを行います。

クライアントからは、私たちが早い段階から導入に深く関与し、オペレーションまでプロセスを一貫して運用していることに高い評価をいただいています。一貫性とクライアントに寄り添った関係構築を通して、私たちが提供する専門性に信頼を寄せてくれています。

また、アナクア・サービスはクライアントが導入の検討を開始する初期段階から透明性を保っています。使用する手法、料金体系、クライアントが当社に期待できることを初期段階から共有しています。私たちの提供するサービスの1つの領域だけでも真似て再現しようとしたなら、おそらく相当な努力と内部ではまかないきれないリソースが必要となるでしょう。

例えば、アナクア・サービスには法律専門のチームがあります。このチームは、世界各地で運用されている現行法規および新規法規を管理し、システム内でそれらが反映された正確性を確保する役割を担っています。

アナクア・サービスは、クライアントから最も大切な資産を任されています。知財資産がクライアントのビジネス拡大を後押しできるよう、その資産が最新の状態のもと管理され、確実に保護が継続されるよう努めています。

アナクア・サービスは、自身がこれまで経験した他の企業とはどう異なりますか?

私は2016年にアナクアに入社しましたが、チームの持つ知識の幅広さと奥深さに驚かされました。

クライアントからのフィードバックと長きに渡り使用していただいているという事実がアナクアのサービスがどのようなものかを物語っています。これは業界全体的にそういうものなのではなく、この点が明らかに競合他社とは一線を画しています。

アナクアの主力製品であるAQX® プラットフォームは、ハイペリオン社から市場をリードする知財ビジネス管理ソリューションであるという評価を得ています。そして私はサービスの観点からいえば、アナクアのサービスとソフトウエアをインターフェイスする手法も業界の市場トップのものであると言えると思っています。アナクアが提供する情報レベルの高さと、一度だけ処理を行えば複数のことが可能になるワンストップソリューションは、アナクアそしてアナクア・サービスを他とは一線を画した存在にしていると考えています。

また、アナクアは組織全体で継続的に投資を行っています。2010年にアナクア・サービスがアナクアに統合されてからも、投資は継続されています。市場での地位を維持するためには投資は不可欠ですが、アナクアではそれは私達が望むことであり、アナクアを革新し続けるために皆が同じ方向を向いているのです。

アナクア知財管理サービス(AQS)へは、例えばどのような投資を行っているのですか?

アナクア・サービスのPSPポータル(Payment Service Portal)は、アナクアのソフトウエアAQX®を使用していない、サービスのみを導入するクライアント向けとなっています。

このポータルは私たちがクライアントにオンラインでのポートフォリオ管理を提供したいと考えて実現したものです。

最近あるクライアントとの販売プロセスを終えましたが、選定の結果、他社に比べ圧倒的に優れていたため採用を決定したとのフィードバックを頂きました。

ポータルの機能は幅広く、ユーザーは直感的かつ簡単な操作でポートフォリオに関連するデータの閲覧、年金支払いや商標更新の判断を行うことができます。

特に素晴らしい機能としては、特許分析がポータルへ内蔵されていることも挙げられます。

これは今まで市場で見た機能の類ではなく、ポートフォリオの選定を企業が行う現在では、この独自機能が重要な価値をクライアントへ提供できると考えています。

分析機能を備えて強化されたPSPは、一つの場所からあらゆる情報をクライアントに提供します。これが、PSPの価値ある独自性を生み出しています。

アナクア・サービスの社長として、そのようなことが成功と考えていますか?

市場やクライアントの期待は年々高まり、そして変化し続けています。

最近米国のクライアント企業から、ソフトウエア上でもっと多くの情報を表示したいとの希望がありました。ソフトウエアおよびサービスの観点から見ると、組織横断的に密接に協力して取り組まなければならないことでした。

そのニーズを満たすために、私たちアナクア・サービスはアナクアのプロダクト・チームと連携し、ソフトウエアそしてオペレーションチームの強化を行い、短期間のうちにそれをクライアントに提供しました。これは、そのクライアントは勿論、すべてのクライアントにも適用できるものであったため、結果的にはあらゆるクライアントにとって素晴らしいものとなりました。

これほど早くクライアントのフィードバックを反映することが出来たことに感銘を受けたと共に、一貫性を保つことを優先順位としていたことが功を奏したと考えています。クライアントは、アナクア・サービスがクライアントの声に耳を傾け、必要な機能強化は実現してくれると信頼してくれているのです。

2020年は、クライアントそして市場によって課題は様々でした。キャッシュフローの問題を抱えるクライアントもいれば、権利や商標を更新するか否かにさらに関心を高めていたクライアントもいました。私たちがこれまで見てきたよりもはるかに慎重な知財に対するアプローチが散見されました。

様々な状況や期待に応え、クライアントを支援することができる事が成功と私は考えています。そして、クライアントのどんなニーズにも対応できる柔軟性と対応力が、私たちの成功の秘訣だと考えています。

アナクア・サービスの詳細はこちらから