2020年新しい年が始まりました。これを書いている今、私が拠点を構える香港では、旧正月が始まり干支である子(ねずみ)が街中に祭られています。子は十二支の一番初め、物事の始まりを意味し、子は増えるという意味合いから、新しいものが生まれ繁栄がもたらされると言われています。
今年はいよいよ東京オリンピックが開催される年でもあり、世界中から日本へと多くの注目が集まる事が予想されます。5Gの本格的な商用サービスもスタートします。USPTOデータをもとにしてアナクアが作成したYear in Review (1年間の総括)では、Electrical Digital Data Processing(EDP、電子データ処理)が2019年に付与された意匠特許のトップを占め、ワイヤレスコミュニケーションネットワーク関連特許US10231146B2のファミリから231の分割出願がなされています。
(ANAQUA 2019 Year in Review USPTOはこちらから)
そのようなトレンドからも分かるように、新しいものが生み出され、そこからまた大きな流れが生み出されることが予想される2020年、従来のやり方では流れに取り残されてしまうことも起こり得ます。Bloombergが2020年1月21日に発表をした世界のイノベーションインデックスでは、日本は昨年から順位を3つ後退し、世界12位という結果となっています。(Bloomberg Innovation Index 2020 日本語)研究開発(R&D)支出や製造能力はいまだ高い水準を保つ中で、これからの日本企業にはイノベーション力を引き上げる組織力やビジネス組織を作り上げることが緊要な課題となる事でしょう。
アナクアもイノベーション・変革を遂げています。2019年に大幅なアップグレードを経てリリースされたAQX(ANAQUA Version X)は、分析機能のさらなるソリューション統合や、費用分析・知財ファイナンシャル管理、先進的なポートフォリオ管理機能など、イノベーションとビジネスを結びつけるサポート機能を数多く拡張搭載しています。知財分野の実務者やマネジメント層からのフィードバックを基に、何が知財ビジネスに必要なのかを考えソリューションで実現化したイノベーションが、AQXなのです。
アナクアはこのAQXをもって、2020年も日本の企業が持つ「ものづくり」の精神をコアとしたイノベーション力を、さらに引き上げるサポートを提供できることを楽しみにしています。
Happy Year of Rat!